作る場所
Google AI Studio
AIと会話しながらアプリを作る作業場。完成したコードをGitHubへ送ります。
初心者向け 画面を順番に押すだけ
Google AI Studioの作品をGitHubに保存し、VercelでWebサイトとして公開するまでを、むずかしい言葉をできるだけ使わず説明します。
まずは、ここだけ理解
「作る・保管する・公開する」と覚えれば大丈夫です。
作る場所
AIと会話しながらアプリを作る作業場。完成したコードをGitHubへ送ります。
保管する場所
アプリの設計図(コード)を安全に保存する倉庫。変更履歴も残ります。
公開する場所
GitHubのコードからサイトを組み立て、誰でも見られるURLを発行します。
たとえるなら:AI Studioが「工房」、GitHubが「設計図の金庫」、Vercelが「お店」です。GitHubを間に置くと、修正するたびにVercelが自動で新しいサイトへ更新してくれます。
ここから一緒に操作
上から順番に進めてください。終わった項目にはチェックを入れられます。
所要時間 約5分
最初に、同じブラウザで次のサービスへログインしておくとスムーズです。まだアカウントがないサービスは無料で作成できます。
Vercelは必ず「Continue with GitHub」を選ぶのがおすすめです。あとでGitHubとの接続が簡単になります。
未登録のサービスだけ開いて、順番に進めてください。
GitHubは、作ったアプリのファイルを保管する場所です。今回は入力項目が少ないGoogleアカウントでの登録をおすすめします。
GitHubのSign upページを開く ↗を押します。
登録方法の中からContinue with Googleを選びます。GitHub専用のパスワードを新しく決める手間を減らせます。
Googleの確認画面で、GitHubに使うアカウントを選択します。卒業・退職後も使える個人用Googleアカウントがおすすめです。表示される内容を確認して次へ進みます。
UsernameはGitHub上の名前です。半角英数字とハイフンを使い、まだ誰も使っていない名前を入力します。本名でなくても構いません。
taro-ai-apps本人確認や利用目的の質問が表示された場合は、画面の案内に従います。プラン選択が表示されたら、今回の学習ではGitHub Freeで十分です。
登録できた目印
GitHubのホーム画面が開き、右上に自分のアイコンが表示されれば完了です。
Sign up画面でメールアドレス、GitHub用パスワード、Usernameを順番に入力します。その後、届いたメールでアドレスを認証してください。認証が終わっていないとリポジトリを作成できない場合があります。
登録後、余裕があればSettingsのPassword and authenticationから2段階認証(2FA)を設定すると、アカウントをより安全に守れます。
Vercelは、GitHubに保存したアプリをWebサイトとして公開する場所です。先にGitHubの登録を済ませてください。
VercelのSign Upページを開く ↗を押します。
Googleを含むいくつかの登録方法が並びますが、今回はContinue with GitHubを選びます。GitHubの作品をすぐに取り込めるため、あとから別途連携する手間がありません。
GitHubの確認画面へ移動したら、使用するGitHubアカウントが正しいことを確認します。権限の内容を読み、Authorize Vercelなどの許可ボタンを押します。
名前、利用目的、メールや電話番号の確認などが表示された場合は、画面の案内に従います。表示内容はアカウントによって異なることがあります。
学習・個人制作として始める場合は、無料のHobbyプランを利用できます。Hobbyは個人の非商用プロジェクト向けです。
登録できた目印
VercelのDashboardが開き、Add New…またはNew Projectが見えれば完了です。
Vercelに目的のリポジトリが表示されない場合は、あとでAdjust GitHub App Permissionsから、そのリポジトリへのアクセスを許可できます。
Google AI Studio
Google AI StudioへGoogleアカウントでログインし、左側メニューのBuildを選びます。Buildは、日本語で指示するとコードと動作画面を作ってくれる開発モードです。
入力欄に次の例を貼り付け、送信ボタン(矢印)を押します。30秒〜数分待つと、右側に操作できるプレビューが現れます。
高校生向けの英単語クイズWebアプリを作成してください。
【要件】
1. 学年(高1・高2・高3)を選んでスタートできる。
2. 4択クイズで、回答後すぐ正解・不正解がわかる。
3. Geminiによる語源・覚え方・例文を表示する。
4. 10問後に結果発表を表示する。
5. スマホでも押しやすいカード型デザインにする。
ボタン、入力、画面移動、AIの返答を一通り試します。気になるところは会話するように追加で頼めます。
最初から最後まで操作し、空欄、戻るボタン、スマホ幅なども試します。うまくいかない場合は「○○を押すと△△になるので直して」と具体的に伝えます。
AI Studioで作ったアプリでも、すべてにAPIキーが必要なわけではありません。公開したあともGeminiに質問や生成を依頼する機能があるかどうかで判断します。
「AIに作ってもらったか」ではなく、完成したアプリの中でAIが返答・生成するかを見ます。
A APIキー不要
✓Secretsにキーがなくても正常です。
STEP 3の環境変数設定は飛ばせます。
B APIキー必要
!Settings → SecretsでGEMINI_API_KEYを確認します。
AI StudioのGet API keyを開き、Create API keyからキーを作成します。発行後はアプリのSettings → Secretsに、名前を GEMINI_API_KEY として登録してください。Vercelでも同じ名前で登録します。
キーを通常のメモ帳へ長期保存することは推奨しません。パスワード管理ツールなど安全な場所へ一時保存し、GitHub・チャット・メール・SNSには貼らないでください。
APIキーは家の鍵と同じです。コードへ直接書いたり、スクリーンショットやSNSへ載せたりしないでください。VITE_などブラウザへ渡す変数名にも変更しません。
他の人が公開アプリを使った分も、あなたのAPI利用量として数えられます。有料モデルを使う場合は料金が発生する可能性があるため、利用量・請求設定も確認してください。
AI Studio → GitHub
AI Studioのアプリ編集画面で設定アイコンを押し、GitHubタブを選びます。
初回だけGitHubへの接続確認が表示されます。内容を確認してAuthorize(許可)します。
Create new repositoryを選び、名前を半角英数字で入力します。例:my-ai-app。公開範囲を選べる場合は、最初はPrivate(非公開)がおすすめです。
※ 個人のPrivateリポジトリはVercelへ接続できます。GitHub組織のPrivateリポジトリをVercel Hobbyで使う場合は制限があるため、個人所有で始めるのが簡単です。
Create GitHub repositoryまたはPush Changes / Push to GitHubを押します。「何を変更したか」を表すメッセージは自動生成されたもので構いません。In Syncと表示され、GitHubのページにファイルが並んでいれば成功です。
SettingsのGitHubタブで既存のリポジトリへリンクする選択肢を使います。対象が一覧に出ない場合は、GitHub側でAI Studioにそのリポジトリへのアクセス権を与えてください。
ZIPでダウンロードして手動アップロードする方法もありますが、更新のたびに作業が増えるため、最初はGitHub連携がおすすめです。
GitHubで package.json、src などのファイルが見えます。.env やAPIキーの文字列が公開されていないことも確認します。
GitHub → Vercel
Vercelのダッシュボード右上にあるAdd New…を押し、Projectを選びます。
一覧から先ほど作った my-ai-app を探し、右側のImportを押します。
Adjust GitHub App Permissionsなどの表示から、Vercelに対象リポジトリの読み取りを許可します。
Project Nameは好きな名前でOKです。Framework Preset、Build Command、Output Directoryは、まず自動判定のままにします。リポジトリ直下にアプリがあるならRoot Directoryも変更不要です。
単純なゲーム、固定問題のクイズ、電卓などはこの設定を飛ばして、そのまま手順5のDeployへ進みます。
ここではまだDeployを押しません。Environment Variablesを開き、AI StudioのSecretsと同じ「名前」と「値」を入力します。
GEMINI_API_KEY••••••••••••••••••AI StudioのSecretsにある値入力後は右側のAddを押し、設定が1行追加されたことを確認します。
※ アプリのサーバー側コードで別の名前を参照している場合は、その名前に合わせます。複数のSecretsがあればすべて登録します。VITE_などクライアント公開用の接頭辞は付けないでください。
1〜3分ほど待ち、画面にCongratulations!や花吹雪が表示されたら公開成功です。Visitを押して実際のサイトを確認しましょう。
ここまで来たら完成!
公開後
公開後の更新は簡単です。AI Studioで変更したあと、GitHubタブからPushします。VercelはGitHubの変更を見つけて自動的に新しい版を公開します。
同じURLのまま内容だけが新しくなります。通常はVercelで毎回Deployボタンを押す必要はありません。
AI StudioのSettings → GitHubタブからPullします。AI StudioとGitHubの両方で同じ場所を変更すると競合(conflict)が起きることがあります。その場合は比較画面で、残したい側の内容を選びます。
あわてなくて大丈夫
エラーメッセージを読めなくても、まず次を順番に確認します。
Vercelにリポジトリを見る権限がありません。VercelのImport画面にある「Adjust GitHub App Permissions」を押し、GitHubで対象リポジトリを許可します。個人アカウントのリポジトリは、原則として所有者本人が接続します。
VercelでDeployments → 失敗した項目 → Build Logsを開き、下の方にある最初の Error: とその前後をコピーします。AI Studioへ戻り、次のように送ります。
「Vercelで次のビルドエラーが出ました。原因を調べ、安全なサーバー側Secretの構成を保ったまま修正してください。修正後にビルドも確認してください:
[ここにエラーを貼る]」
修正後にPush Changesを押せば、Vercelが自動で再ビルドします。あわせて次も確認します。
package.json があるログにキーや個人情報が含まれていたら、その部分を伏せてから貼り付けてください。
単純なゲームなど、APIキー不要のアプリにはこの確認は必要ありません。AI機能がある場合は、Vercelの Project → Settings → Environment Variables で、GEMINI_API_KEYのスペルと値を確認します。修正後はDeploymentsからRedeployしてください。
VITE_GEMINI_API_KEYへ変更する方法は使いません。VITE_を付けた値はブラウザへ組み込まれ、閲覧者にキーを取得される危険があります。AI Studioへ「Gemini APIの呼び出しをサーバー側にし、GEMINI_API_KEYを環境変数から読むように直して」と依頼してください。
AI Studioで変更しただけではGitHubへ届きません。GitHubタブからPushしたか確認します。次にGitHubの最新更新時刻と、VercelのDeploymentsが「Ready」になっているか確認してください。ブラウザの再読み込みも行います。
すぐにそのAPIキーを無効化(削除)し、新しいキーを発行してください。ファイルだけ消しても過去の履歴に残る可能性があります。新しいキーはAI StudioのSecretsとVercelのEnvironment Variablesだけに登録します。
403はキーの権限・制限・利用可能地域など、429は短時間の利用回数や割り当て上限が原因のことがあります。AI StudioのAPI Keysでキーの状態を確認し、Google Cloud側の請求設定・上限・Gemini APIへの制限も確認します。連打せず、少し待って再試行してください。
最後の確認
5つすべてにチェックが入れば完了です。